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私がピアノの先生になった訳

 何故私がピアノの先生になったのか・・・先日、そのことについて語る機会がありました。

 ピアノのお稽古に付き物なのはお家での「練習」。子どもの頃、その「練習」が私は大のニガテでした。お決まりの「練習しなさい!」「練習したら上手になれるよ!」の、大人からのアプローチにしっかり拒否反応!そして、なんとなくのお稽古では楽譜がちゃんと読めなかった。。。(-"-)。「ああ~私は楽譜が読めないんだ!」と気づいた高校時代。「みんなこうして楽譜読んでるんだ!」に目からウロコで必死に学習。既に、声楽専攻で音楽大学を志す身となっておりましたので「合格したい!」「上手くなりたい!」の一心で練習の鬼(大袈裟?!)と化し、現在に至ります。
 

 それ自体が「義務」や「目的」になってしまった練習に効果はあまりありません。「出来るようにりたい」「弾けるようになりたい」気持ちからのアプローチであれば、自らの工夫も生まれ、ただ時間を過ごすだけのものではなくなるはず。
 
 

 昔、第一回目のレッスンに来た途端に「ピアノやめる」と言った男の子がいました。どうやら「自分でやりたいって言ったんやから練習しなアカンよ!わかった!!!」と、お家で散々言われたようです。お子さんにとって「やらなきゃいけない練習」ほどニガテなものはないでしょう。ピアノが嫌いになってしまうかもしれません。楽譜が自分で読めて、ピアノや音楽が大好きで!!!大人になって自ら楽しめる力を身に付けて欲しい♪と、私がピアノの先生になった理由はそんなそんな訳です。「へえ~、深いなあ~」と中学生。深いかな?ありがとう(^^)人生は長いもの。その時々で無理なくかかわって、音楽の花を添えて下さいね(^_-)-☆

 とはいえ、やはり練習は大切なもの。レッスンでは先生が、お家ではご家族が見守りながらの取り組みが大切ですよね♪必要なときには「あきらめずに努力する力」も身に付けてほしいな.。o○と思っています。

 なんとなく過ごしてしまう日常ですが、フト、こんなことを思い出した一日でしたm(__)m

 そうそう、あの「野村克也監督」も・・・「練習とは、それ自体が目的なのではなく手段なのだ!」と、おっしゃっていましたよ\(^o^)/

by otostudio | 2012-06-21 21:05 | ピアノ